咬合治療

咬合治療というと聞き慣れないかと思いますが、要は噛み合わせのことです。不正咬合は顎関節症、肩こり、腰痛、偏頭痛などさまざまな不快症状の原因になります。また不正咬合の種類や程度もさまざまです。

咬合治療の重要性

咬合のバランスは、補綴物の良好な経過を得るためには最も重視すべき事項と考えられます。例えば、歯がなくなった時は義歯やインプラントなどで歯を補うとします。その際、元から噛み合わせが悪いまま、咬合治療を行うと、歪んだ状態に合わせて治療を行わなければいけません。せっかく機能的、審美的な歯を手に入れられるのに、治療後歪んだ状態なんて嫌ですよね?私たちが提供するものは「医療」なので、しっかりと治療後のことも考え理想的な状態を考えて咬合治療を行います。

インプラントにおける咬合治療

必ずしも必要な治療ではありませんが、インプラントを行う上で必要になってくる可能性が高いのが咬合治療と矯正治療です。噛み合わせのバランスを整えることで、様々な症状を抑えることができます。

インプラント治療

インプラント治療においても、咬合治療を行った方が良好な結果を得られています。噛み合わせが良くなった分、残っている歯への負担が減少したからです。咬合バランスが崩れていると、大きな負担を強いられる歯も出てきます。咬み合わせの悪いまま、インプラントを行なったとしても、残っている歯に負担がかかり、せっかくのインプラント治療を台無しにしてしまいます、いずれ歯を失ってしまうことにもなりかねません。インプラントで歯を手に入れて、代わりに天然歯を失う。こういったことにならないよう、咬合治療を行う必要があるのです。

噛み合わせの悪さによる不具合

何か不具合があるとき、問題は局所で起きているのではありません。
例えば、長年の不摂生が原因で通風や、糖尿病を発症したりするのと同じで、小さな要因の積み重ねが大きな病を引き起こすことも多いのです。毎日の生活の中で、食物を摂取することや様々な生命活動により、引き起こされる歯の擦り減り、筋肉の衰えや老化による体のゆがみ、筋骨格系のひずみ、歯がない部分を放置することによる歯列のゆがみ、使えているからと言ってなんとなく不具合を感じる治療痕を放置等々、これらの状態をそのままにすることは、ある日出現する「全身の不具合」の原因を感じながら、黙って見逃しているのと同じことです。,

一箇所の小さな歪み(ひずみ)が生じると、その不具合を補うためにその他の健全な場所は、全力を傾けてそれを補おうとします。 それは結果として、他の健全な場所を酷使し、全体の崩壊、老朽化を早めることとなります。一生使わなくてはならない、わたくしたち自身の大切な歯を、ある時期にオーバーホール(精査して、不具合を全体的に改善すること)して、今後もより良い状態で使い続けることができれば、より快適な毎日を過ごすこともできるのです。

咬合治療の難しさ

年かけて壊れてきたものを修復する作業は、容易ではありません。 患者様自身の根気と、些細な変化を見逃さない歯科医師の繊細な技術が必要とされる、とても時間のかかる、地道な作業です。例えるなら交通事故のリハビリのようなもの、時間と根気がいる作業です。
口腔内全体を捉えて行いますので、大掛かりな口腔内全体の治療になります。 しかし1つ1つの歯の歪んだ咬み合わせを正常な位置に戻してあげることで、1つ1つの小さな不具合の原因 を口腔内全体で解決し、また全身の不具合を解決することにつながります。

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